お知らせ

2021年01月20日

観葉植物の仲間~パイナップルの仲間④~

今週もパイナップルの仲間を紹介します。

 

●エアープランツ

 チランドシア属は熱帯アメリカに411種自生し、多くは樹木や岩などに付着して生育します。葉の基部が筒状になり、水をためるタイプや、葉に鱗片を有して葉の表面から水を吸収するものなどがあります。根は水などを吸収するより植物体を固定する役目を担っています。近年エアープランツの名で販売されるものは、すべてがこの属の植物であり、たくさんの種類が出回っています。

管理のポイント

 自生地ではスコールや朝夕の霧によって水分を補います。耐陰性もありますが、日に当てて、水やりは株全体を濡らすようにし、できれば毎日でも与えます。繁殖は株分けでできます。

●ネオレゲリア・カロリーネ

 ブラジル原産の着生種で、葉はロゼット状に開出して基部は筒状に抱き合い、その間に水をためます。生長期には葉はやや立ち上がり、葉色に変化はありませんが、花が咲くころになると葉が開出ぎみに横に寝て、中心部が赤く色づきます。小花は基部の水の中から咲きます。条班のトリコロルや外斑のフランドリアなどの品種が栽培されます。

管理のポイント

 耐陰性が強く、室内の弱光にも耐えるが、本来は強光を好みます。また、寒さにも強く、5℃程度で越冬可能です。花後に株元に子株を生じるので、この子株を分けて繁殖します。

●フリーセア

 熱帯アメリカに260種を産する大型のアナナス類です。多くは着生植物だが、パイナップル科最大の種類フリーセア・インペリアリス(2m以上の大きな花序に花を咲かせます。)は地生種です。葉縁には刺がなく、葉はロゼット状について基部は抱き合います。ここに紹介したものは開花までに数年から十数年を要し、葉の美しさを観賞するものです。

管理のポイント

 花を見るより葉の模様や草姿を見るものです。ときどきは戸外でほこりなどを洗い流し、日光欲をさせます。ただし、夏の強い日に当てると葉焼けしやすいので、夏の日光浴は午前中が良いです。

 

次回はパイナップルの仲間⑤を紹介します。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑

編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行p.182~p.189

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