2019年08月13日
皆さん、お盆休みはどのようにお過ごしでしょうか!
弊社は変わらず通常通り営業しております(*''ω''*)
都内も人が少ないように感じ、いつものような騒がしさがなく、少し寂しい気もします。
熱中症に気を付けてお休みください(^^)/
それでは今週は冬越し①についてご紹介します。
観葉植物の多くは、熱帯、亜熱帯が原産地である種類がほとんどです。温帯に位置する日本で冬越しさせるには、それなりの設備と管理が必要です。 しかし、近年、日本の家屋はアルミサッシなどの利用で、建物自体の気密性と保温効果が高くなると同時に、暖房器具の発達によって冬の生活温度は急速に高温化してきました。したがって、観葉植物が冬に枯れたという話はあまり耳にしなくなりました。
①植物の耐寒温度
植物には種類、品種、栽培管理などの違いによって、耐寒温度の違いがあります。およその温度条件を次のように分けて、どのグループかを知っておきましょう。
●高温性 1日の最低温度が18~15℃で生育が止まり、12~10℃で障害が出たり枯死する種類。アローカシア、エピスシア、シッサス・ディスカラー、フィットニア、ショウジョウヤシなど。
●中温性 13~10℃で生育が止まり、7~5℃で障害が出たり枯死する種類。多くの観葉植物はこの温度帯に入ります。アグラオネマ、アンスリューム、アレカヤシ、クロトン、サンスベリア、シペラス・パピルス、ドラセナ、コルジリネ、ディフェンバキア、パンダナス、フィロデンドロン、ペペロミア、ベンジャミンゴム、マランタ、モンステラなど。
●低温性
10~8℃で生育が止まり、0℃前後で障害が出たり枯死する種類。アジアンタム、アオサンゴ、アスパラガス、アローカリア、オリヅルラン、シュロチク、ギヌラ、ゴムノキ、シェフレラ、ストレリチア、トックリラン、ネフロレピス、パキラ、ブライダルベール、ユッカなど。
●耐寒性
8~5℃で生育が止まり、-3~-5℃で障害が出たり枯死する種類。アイビー、ゴールドクレスト、チャラン、プテリス、ユッカなど。温帯産のアオキ、カクレミノ、タケ類、ヤツデなど、観葉植物として鉢仕立てされた種類は、この部類に入れます。
②置き場
植物のおよその耐寒温度を知ったうえで、その条件をできるだけ満たすような場所を選び、戸外から取り込んで管理します。また、ガラス室、ビニールハウスなど専用の施設がある場合は、最低温度の設定などを考慮して、加温設備を整えます。例えば外気の風下、風上の影響で温室内の温度は風上部分が高く、風下部分が低くなります。また、棚上と棚下では棚上が高温となります。 このような違いは住宅の場合もっと複雑で、テレビの上などは高温になり、浴室や玄関は意外に冷えます。 このことを考慮して置き場を決めますが、そこが実際に植物に適した温度かどうかを知るため、植物と同じ場所に最高最低温度計を置くことをおススメします。
次回は冬越し②についてご紹介します。
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参考文献
・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物
監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会 p.153~154