2019年03月19日
もうすぐ各地で桜が咲き始める頃ですね!
今週から植物の紹介ではなく、観葉植物の上手な育て方についてご紹介します。
まず初めに、観葉植物とはヤシ類やポトスなどをすぐ思い浮かべますが、サボテンやランの仲間のように、はっきりと特定の植物の仲間があるのではなく、通俗的な呼び方です。フイリバニラなどランの仲間やディプサリスなど、サボテンの仲間でも葉の美しい種類は、観葉植物として扱うこともあります。そのため、植物の種類は非常に広い範囲にわたっています。
観葉植物を定義づけると、葉の形や色彩を観賞する植物ということになります。さらに、これらの植物のうち熱帯産、亜熱帯産を特定して呼ぶ場合もあります。また、日本原産で寒さに強く庭木に利用されている葉の美しいアオキやヤツデなどを、和物観葉ということもあります。なお、必ずしも美しいだけでなく、花や樹幹を楽しめる種類もあります。
観葉植物は熱帯・亜熱帯地方原産の種類や、それらをもとにした園芸品種を含むので、観葉植物のふるさとは、熱帯・亜熱帯地方となるのはいうまでもありません。しかし、同じ熱帯地方でも、地域により環境が大きく異なります。雨量が多い地域、雨季と乾季がはっきりしている地域や高地、乾燥している地域などがあり、それぞれ環境が異なっているもので、育て方も違ってきます。そこで、原産地の特徴を知ることにより栽培のヒントにすると、より上手な管理ができます。
次回は熱帯地方の特徴と亜熱帯地方の特徴をご紹介します!
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参考文献
・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物
監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会
p.130